紙の話: 2008年5月アーカイブ

世界各国の民族は、はるか太古の時代より布をつくっていたそうです。

しかし、繊維はつくっていても紙はつくられていなかったようです。

紙の起源であり、英語のpaperの語源になったと言われる「パピルス」もパピルス草の髄を薄くそい

で、シート状にしたものだったと言いますから、実態は植物の組織そのもので、繊維をとり出してすき

あげるという「紙」にとって最も重要な工程が抜けており、紙とは言い難いのだと言います。

ちなみに紙のことを事典等で調べてみると「植物繊維その他の繊維を水の中でほぐしすきあげ平らに

したもの」とあります。

そういった意味で「紙」と呼べるものの製法を確立させたのが、紀元2世紀の当時の中国の長官、

蔡倫だと言います(紙自体はそれ以前に中国でつくられていたと言います)。

そして彼によって考案された紙の製法、基本工程は2000年後の今日も変わっていないのです。

 

こんにちは、印刷工場アイランド店長「そぶ」です。

前回「紙の話」で、「塗工紙非塗工紙」の違いについてお話をさせていただきましたが、

今回はより突っ込んで「ツルツルした表面ザラザラした表面、なぜ見え方が違ってくるのか」をご

説明させていただきます。

 

コート紙等の塗工紙は原紙の表面に塗工剤が塗ってあり、ツルツルしています。

このツルツルした表面に光があたると、まっすぐに反射されて私たちの目に入ってきます(下図)。

目に入る光の量が多いので、光を感じツルツルに見えているという訳です。 blog08050702.gifいっぽう上質紙等の非塗工紙は原紙そのものであり、紙の繊維がむき出しになっています(下

図)。

塗工紙とは逆に、表面に光があたると分散して反射します。

ということは、当然目に入る光の量も少ないので、あまり光沢を感じることはありません。

落ち着いた雰囲気があるのはそのせいですね。 blog08050701.gif次回「紙の不思議」は、~塗工紙と非塗工紙編・其の三~です。

塗工紙と非塗工紙それぞれの、インクの染みこみ方をご説明します!

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